
枚方市で低酸素トレーニング施設 Loco&O₂を運営しています。
今回は、お客様からよくいただく質問──
「低酸素環境だと、ふくらはぎがいつもより張るのはなぜ?」
「続けていると張りが軽くなるって本当?」
この2つを、生理学的にわかりやすく解説します。
低酸素トレーニングとは?
低酸素トレーニングとは、標高2,000〜3,000m相当の“酸素が少ない環境”で運動を行う方法です。
低酸素状態では身体が
- 呼吸機能
- 心肺機能
- 代謝回路
などを強く刺激されるため、短時間・低負荷でも効果が得やすいという特徴があります。
Loco&O₂の低酸素トレーニングについて詳しくは
👉「低酸素トレーニングとは」
👉「酸素カプセルとの違い」
なぜ低酸素環境ではふくらはぎが張りやすいのか?
低酸素環境では、普段よりふくらはぎ(下腿)に“張り感”が出やすいのは事実です。
その理由は大きく3つあります。
① 酸素が少ないため“解糖系(乳酸回路)”が早く働く
低酸素環境では酸素を使う有酸素代謝(ミトコンドリア)が追いつきにくい分
👉 解糖系が早期にフル稼働します。
このとき、エネルギー産生の副産物として
- 水素イオン(H⁺)
- 代謝物
が一時的に増え、筋肉内が酸性に傾きやすくなります。
これがいわゆる
「張る」「パンパンになる」「焼ける感じ」
の正体です。
② 血流が一時的に制限され、代謝物が流れにくい
低酸素環境では交感神経が強く働き、血流の配分が変わります。
とくに下腿では、
- 筋肉内の血流が落ちる
- 代謝物(H⁺やPi)が流れにくくなる
ため、張りを強く感じやすくなります。
③ ATP分解が増えると水素イオンが発生する
運動中は ATPを分解してエネルギーを使いますが、この過程でも H⁺が発生します。
低酸素下では
👉「少ない負荷でもATP分解が激しくなる」
→ 結果として、張りを感じやすくなります。
では、なぜ続けるほど“張りにくい脚”に変わるのか?
ここが低酸素トレーニングの最大の魅力。
初期は張りやすいのに、続けるほど……
✅張りづらい
✅疲れにくい
✅血流がよくむくみにくい
そんな脚に変わっていきます。
その理由をわかりやすく説明します。
継続によってふくらはぎの張りが軽減する4つのメカニズム
① 乳酸/H⁺を処理する力(バッファリング能力)が向上する
運動で張りを生むのは、乳酸そのものではなく H⁺の蓄積です。
低酸素環境ではこのH⁺が増えやすいため、身体が適応して:
- 筋内緩衝能(バッファリング能力)アップ
- MCT1/4(H⁺を運ぶタンパク)が増加
- ミトコンドリアでの乳酸再利用が増える
結果として 同じ強度でも
👉 酸性に傾きにくい → 張りづらい
② ミトコンドリア(持久力の源)が増える
低酸素はミトコンドリアを増やす刺激がとても強い環境です。
- 酸素利用効率が上がる
- 同じ負荷でも疲れにくい
- 張らない歩き方・走り方に自然と変わる
「低酸素が効率よく効く」と言われる理由がここにあります。
③ 毛細血管が増え、“流れの良い脚”になる
低酸素環境では HIF-1α という因子が働き、
- 毛細血管増加
- 血流改善
- 代謝物の排出が早くなる
という適応が起こります。
つまり、張りが早く抜ける脚になるのです。
④ 動作が洗練され、無駄な筋緊張が減る
継続するとフォームが安定し、
過剰にふくらはぎを使わない動きになります。
- かかと重心が改善
- 歩行・ランニングのブレが減る
- アキレス腱の反発が使えるようになる
こういった“使い方の変化”も張りの軽減につながります。
ふくらはぎの張りは「悪いサイン」ではない
むしろ、低酸素環境で張るのは
👉 代謝機能がしっかり刺激されている証拠です。
そして続けるほど、
筋持久力・代謝能力・血流が改善し、張りにくい脚に育っていく
というメリットがあります。
枚方市・楠葉で低酸素トレーニングなら Loco&O₂
Loco&O₂では、枚方市・楠葉地区で唯一の低酸素トレーニング施設として、
- 初心者向けセミパーソナル
- 産後の体力づくり
- シニアの健康増進
- ランナーの持久力アップ
- 下半身の疲労・張りに悩む方
など多くの方にご利用いただいています。
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